2023-1-20

  

Steven Klein

Phaidon Press, 2022

Steven Klein(スティーブン・クライン)

スティーブン・クライン(1965~ )は、ロードアイランド州クランストン出身のアメリカ人写真家/ビデオ作家。絵画を学んだ後に写真分野に転向し、1990年代にパリで写真家キャリアを開始しています。いままでに数多くの有名ブランドの広告キャンペーンを手掛けるとともに、マドンナなどの数多くのポップカルチャーの人物とコラボレーションを行ってきました。

本書は約30年以上にわたり超現実的でセクシーなイメージで見る者を魅了し続けてきたクラインの最初で唯一のモノグラフです。ファッション業界で最も抜け目ない挑発者の一人である写真家スティーブン・クラインは、今という時代の最も象徴的なイメージを数多く生み出しています。彼の写真はフィクションと現実の境界を曖昧にし、クラインの世界にのみ存在する幻想的なビジュアルを生み出しています。彼の作品の中には、世界で最も写真に撮られた有名人が数多く写っています。しかし、彼らは皆クラインのイマジネーションの物語の中に埋没しています。 本書には、インタビュー、W、ヴォーグ、ヴォーグ・イタリア、ヴォーグ・パリ、ヴォーグ・ホム、i-D.などの有名雑誌に掲載された写真や、マドンナ、ブラッド・ピット、キム・カーダシアン、リアーナなどのアイコンのポートレートが収録されています。いままでにクラインは、バレンシアガ、ドルチェ&ガッバーナ、トム・フォード、アレキサンダー・マックイーン、ルイ・ヴィトンなどの著名クライアントと仕事をしてきました。またアート作品は、Deitch Projects、Gagosian、International Center of Photographyなど、世界中の著名ギャラリーや主要美術館で展示されています。日本では1999年に、ヒルサイドフォーラムで「Steven Klein : Photographs」を開催しています。
編集はエディター/ブックデザイナーのマーク・ホルボーン(Mark Holborn)が担当。このクラインのきわめて派手で超現実的な作品を紹介するとともに、その特異なビジョンに光を当てています。

ハードカバー : 464ページ、サイズ 33.78 x 5.08 x 40.39 cm、約282点の図版を収録。