2023-1-22

  

Bonkers: A Fortnight in London

Steidl, 2014

Bettina Rheims(ベッティナ・ランス)

ベッティナ・ランス(1952-)はフランス・パリ出身の写真家です。20代でモデル、ジャーナリスト、ギャラリストを経験後、1978年に「エゴイスト」誌にヌード作品を発表して写真家のキャリアを開始。グラマー、ビューティー、ファッション、セクシー、挑発的な要素が詰まったヌードやポートレートで注目されます。現在では、雑誌、広告、ファッションを手がけるとともに、数々のパーソナルな作品プロジェクトに取り組んでいます。
今まで彼女は自身の創造性を刺激する世界中の都市を探求し作品化してきました。 代表作には、パリの作品「Female Trouble」 (Schirmer/ Mosel、1989年刊)、「More Trouble」 (Schirmer/ Mosel、2004年刊)、上海の作品「Shanghai」(powerHouse、2004年刊)などがあります。

本書では、ランスは英国のロンドンで撮影を敢行。実は彼女はロンドンのロック精神に強く影響を受けており、長きにわたり英国文化を愛してきました。彼女はロンドンで約2週間にわたり30名の若い女性を撮影。個性的スタイリストのサシャ・リリック(Sascha Lilic)の手腕や、ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)のファッションの手助けとともに、英国のエッセンスが反映された、女性たちの自己表現とエロチシズムによるシュールな写真世界が創り上げられています。
撮影されているモデルは、アンバー・ル・ボン(Amber Le Bon)、ハリエット・ヴァーニー (Harriet Verney)、メアリー・チャータリス(Mary Charteris)、ポーティア・フリーマン(Portia Freeman)、モーウェンナ・ コボルド-リットン(Morwenna Cobbold-Lytton)など。 同タイトルの展覧会は2014年9月にクリスティーズ・ロンドンで開催され、その後ベルリンのギャラリー、カメラ・ワークに巡回しました。

ハードカバー: 95ページ、サイズ1.3 x 22.2 x 29.2 cm、多数の図版を収録。