2017年1月からはデヴィッド・ボウイ関連の二つの写真展を開催する。ちょうど1月8日は、彼が生きていれば70歳の誕生日、そして1月10日は1周忌に当たる。また1月8日からは、英国ヴィクトリア&アルバート美術館企画による”DAVID BOWIE is”の巡回展が、東京天王洲の寺田倉庫G1ビルで開催。今回の二つの写真展は、これらのボウイや彼のファンにとって重要な日程に合わせて1月~4月にかけて都内複数の場所で行う予定だ。ぜひこれらの展示を通して、ボウイのヴィジュアル・アートへ与えた多大な影響の軌跡を見てもらいたい。もちろん会場では、様々な価格帯の各種オリジナル・プリント、写真集、展覧会カタログなどが販売される。
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1.”BOWIE : FACES”展
1月6日から4月2日までの期間に、代官山蔦屋書店、アクシス・ギャラリー・シンポジア、ブリッツの都内3会場で開催。
本展は、テリー・オニール、ブライアン・ダフィー、鋤田正義など、7名の有名写真家による、1967年~2002年までに制作されたデヴィッド・ボウイの珠玉のポートレート、写真家とのコラボレート作品を紹介する写真展。ボウイによる9枚のアルバムのオリジナル写真、および関連するアート作品が含まれる。
参加写真家は、ブライアン・ダフィー(Brian Duffy)、テリー・オニール(Terry O’Neill)、鋤田正義(Masayoshi Sukita)、ジュスタン・デ・ヴィルヌーヴ(Justin de Villeneuve)、ギスバート・ハイネコート(Gijsbert Hanekroot)、マーカス・クリンコ (Markus Klinko)、ジェラルド・ファーンリー (Gerald Fearnley)。なお彼ら全員が、ヴィクトリア&アルバート美術館の”DAVID BOWIE
is”展に協力している。
is”展に協力している。
・プレスリリース
・オフィシャルサイト
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2.ブライアン・ダフィー写真展
“Duffy/Bowie-Five Sessions”
(ダフィー・ボウイ・ファイブ・セッションズ)
1月8日から2月5日まで、ブリッツ・ギャラリーで開催
ブライン・ダフィーは60~70年代に活躍した英国人のファッション・ポートレート写真家。彼はまた70年代にデヴィッド・ボウイと5回の撮影セッションを行っている。”ジギー・スターダスト Ziggy Stardust “(1972年)、”アラジン・セイン Aladdin Sane” (1973年)、”シン・ホワイト・デューク The Thin White Duke”(1975年)、”ロジャー Lodger”(1979年)、”スケアリー・モンスターズ Scary Monsters”(1980年)だ。特にアラジン・セインのアルバムジャケットに使用された写真は有名で、”ポップ・カルチャーにおけるモナリザ”とも呼ばれている。写真家ダフィーの名前を知らない人でもこの写真は見たことがあるだろう。
2013年夏、英国ロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館で開催された”DAVID BOWIE is”展では、メイン・ヴィジュアルにアラジン・セインのセッションでのボウイが目を開いた未使用カットが使用され話題になっている。
本展ではダフィーによる、デヴィッド・ボウイの5シリーズからのベスト作品約18点を展示する。
・プレスリリース、プレス用プリント
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ヴィクトリア&アルバート美術館の”DAVID BOWIE is”はボウイ・ファンには必見の展覧会だ。一方”BOWIE: FACES”と”Duffy/Bowie”は、ボウイ・ファンはもちろん、アートやファッション写真のファンも十分に楽しめる写真展だ。多くの写真家たちが、彼に多大な刺激を受けていた状況がヴィジュアルで体験できる。こちらは入場無料。ご来場をお待ちしています!