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中村ノブオ 写真展 『How’s your life?』
(素晴らしき人生との出会い)
- Nobuo Nakamura : Portraits -


(2006.11.10-12.23、13時〜19時、日月休み)

アンリ・カルティエ=ブレッソンは自身のポートレートについて、
“私は特に被写体の内に秘めたものを引き出そうとしている。人の表情ではなく、
パーソナリテ ィーを表現したいと考えている。”と述べています。
中村ノブオのポートレートも全く同じ姿勢で撮影されています。

老人の顔には今まで生きてきた人生が反映されるといいます。良い人生を生きた人は柔和な表情がにじみでています。逆に年をとり残り人生が少なくなることから、エゴを押し通そうとするようになるともいいます。実際、世の中には気難しい顔をした老人も数多くいます。
中村が地元福島県三春、ニューヨークで撮影した老人たちはみんな素敵な顔をしています。充実した人生を送ったであろうことが伝わってきます。中村が被写体を選ぶとき、彼は顔に浮かび上がるその人の人生を見ています。被写体との一瞬のコミュニケーションでその人生を肯定できる人を撮影しています。20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンは自身のポートレート写真について、“私は特に被写体の内に秘めたものを引き出そうとしている。人の表情ではなく、パーソナリティーを表現したいと考えている。”と述べています。中村のポートレートも全く同じ姿勢、アプローチで撮影されています。

そして、良い人生を送ってきた人は無垢の心を持った子供の表情を持っていると中村は語っています。本展では、老年を迎え人生をいまでも楽しんでいる人々とともに、輝かしい未来を信じている子供たちのポートレートも展示します。1970年代から最近までに、ニューヨーク、福島県三春などで撮影された珠玉のポートレート約30点が作家自身によりセレクションされます。展示作はすべて本人がプリント制作した銀塩モノクローム写真です。写真展タイトルの“How’s you life?”は彼がニューヨークでモデルに声をかけるとき使っていた言葉です。日本語だと、“ご機嫌いかが?”の意味ですが、彼は被写体の顔に刻まれた人生(“Life”)にも思いを馳せて話しかけていたのです。

中村撮影のポートレートに触れることで現役世代の方々にも、“老人なったときの自分の面構え”を考えるきっかけになればと思います。今を真剣に生きることが素敵な顔を形作るのです。中村は、今年60歳を迎えました。本展をとおして、本人自身が今後の理想の生き方を見出そうとしたのかもしれません。

中村ノブオプロフィール













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