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■Lois Greenfirld写真展「Air Dance」
(2007.7.3-8.4、13時〜19時半、日月休み)



振付を嫌いダンサーの自由な肉体の動きの追及から生まれた
独自の「跳ぶ人」のスタイル。それはスタジオを舞台に写真で
生み出される誰も見たことのない跳ぶ肉体の瞬間の美学。

アート・フォト・サイト・ギャラリーはダンス写真で知られる米国人女性写真家ロイス・グリンフィールドの写真展を開催します。パフォーマンス・アートであるダンスは長年、写真によりドキュメントされてきました。しかし写真家は作家性よりも、振付家が演出した踊りのピークの瞬間を完璧にとらえることを求められてきました。過去には、アレクセイ・ブロドビッチやポール・ヒメルらが、ブレ、ボケ・アレを多用し、バレエの動きを作品として表現しようと試みています。しかし、彼らは様々な表現方法の一部にダンスを取り入れたにすぎませんでした。

ロイス・グリンフィールドは70年代からダンスの仕事を行っているこの分野の専門家です。その長い経験の中から、ありふれた従来のダンス写真に満足できなくなります。80年代に自らのスタジオを持ち、ハッセルブラッドカメラの6インチX6インチ正方形フォーマットに出会ってから独自のダンス写真のスタイルを作り上げていきます。彼女の興味は、人の持つエネルギーから発生する独創的な動きをとらえること。魅力的な肉体と優れた運動能力を持つダンサーはまさにモデルとして最適だったのです。舞台上でもレッスン場でもない、環境がコントロール可能なスタジオで彼女はダンサーのオリジナルな動きを引き出します。一瞬をとらえた写真はコンピューター製作と誤解されることもありますが、実は加工なしの完璧なストレート写真です。彼女の写真はプロダンサーでも普段は気付かない新しい姿をとらえていました。次第に多くのダンサーたちの信頼を得て質の高い作品がスタジオから次々と誕生していきました。シンプルな背景の中でダイナミックに動き回るダンサーの魅力的なフォルムは独自の「跳ぶ人」のスタイルとして認知されるようになります。彼女の撮影スタイルはどんな状況でも変わりません。活躍の場は次第にコマーシャルや雑誌へと広がっていきました。撮影の基本スタンスが20年以上一定であることから、ダンスを通じてファッションの変遷が作品に反映されている点も新たな魅力として注目されています。

80年代の作品は1992年に写真集「Breaking Bounds」Thames & Hudsonにまとめられます。その後、ダンサーの動きに、小物類や洋服の布地の動きが加わり作品の構成はより複雑化し洗練されてきます。本展では彼女の20年以上のキャリアの中のベストセレクション作品約25点が展示されます。写真でしか見られないロイス・グリンフィールドによる、跳ぶ肉体の瞬間の美学をご高覧ください。 













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