
2025-10-30
ともに埼玉県に生まれ、表現者として制作活動を続ける一方で、画廊経営者やコレクター、評論家や教育者として同時代の美術を支えた写真家・野島康三(のじまやすぞう/1889-1964)と洋画家・斎藤与里(さいとうより/1885-1959)の展覧会です。
野島康三は、明治末期から大正期にかけて「芸術写真」と呼ばれた潮流のもと、絵画からの影響を受けつつも写真ならではの表現を追究しました。1930年代には「新興写真」という新たな動向に身を置き、中山岩太、木村伊兵衛と共に刊行した『光画』誌上や国画会写真部などで作品を発表。また、1920年代から30年代には多くの芸術家と交流し自らが経営する画廊などで展覧会を開催するなど多岐にわたって美術界を支えました。
斎藤与里は野島と同時代に活躍した洋画家で美術評論家としても活躍しました。
本展では、2人の交流を起点に、それぞれの足跡をたどって作品が紹介されるとともに、岸田劉生、萬鉄五郎、関根正二など関連作家の作品や資料を交えて、両者が美術へ注いだ眼差しも紹介されます。
