2023-3-18
19世紀以降南仏は、多くの芸術家たちに制作の場として選ばれてきました。20世紀においては制作の場としてだけでなく、芸術家間の交流の場、地域の職人と芸術家との協働の場としての重要性も高まり、多彩な表現が生まれてきました。一方、第二次世界大戦中は、「敵性外国人」として収容されたドイツ人の芸術家たちや、亡命のためのビザ発給を待っていたシュルレアリストたちが、否応なく集った場でもあったのです。
本展は、20世紀において芸術が展開した場としての南仏に注目した展覧会です。南仏で広がりをみせた交流や、表現あるいは技法について、国内の美術館などが所蔵する約30作家の作品と関連資料およそ150点が紹介されます。
出品作家
ジャン・アルプ、ハンス・ベルメール、ポール・セザンヌ、マルク・シャガール、
ソニア・ドローネー、アンドレ・ドラン、ラウル・デュフィ、マックス・エルンスト、フェルナン・レジェ、アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、ヴォルスほか
*前後期の日程で一部展示替えが行われます。
前期: 2023年3月11日(土)〜2023年4月30日(日)
後期: 2023年5月2日(火)〜2023年6月18日(日)