Vivian Maier: The Color Work

Harper Design, 2018

Vivian Maier(ヴィヴィアン・マイヤー)


ヴィヴィアン・マイヤー(1926-2009)は、米国人アマチュア写真家。40年間以上にわたり約10万枚以上の写真撮影を行ってきました。しかし生前には作品展示や出版は一切行いませんでした。彼女のストリート写真は、ヒューマニストの視点を持っていたのが特徴。また高いレベルの、美しさ、感動、ユーモラスもあり、戦後アメリカの都市生活の断片を鋭く切り取っていました。最初はネット上で公開されますが、その存在は瞬く間に多くの写真ファンの関心を集めます。
2011年に写真集"VivianMaier: Street Photographer"が刊行され、世界中の多くの写真ファンに注目されるようになります。いまでは作品のアート性も高く評価されるようになり、ダイアン・アーバス、ロバート・フランク、アンリ・カルチェ=ブレッソンに並ぶ写
真家と評価されることもあります。作品は、欧米の美術館やギャラリーで展示されるようになりました。

本書は、ヴィヴィアン・マイヤーのカラー写真を初めて本格的に紹介するものです。201811月から、ニューヨークの老舗ギャラリーのハワード・グリーンバーグで開催される写真展に際して刊行されます。有名なローライ・フレックス・カメラの後、彼女は35mmカメラでの写真撮影を開始。約4万点のエクタクローム・カラー・スライドの作品を制作します。本書収録のカラー作品は、主にキャリア後期の約30年間に、ニューヨークやシカゴのストリートで撮影。また、作品には謎めいたセルフ・ポートレートも含まれます。
序文は著名写真家のジョエル・マイロウィッツが、テキストはコリン・ウェスターバックが担当。マイロウィッツは、"マイヤーは、カラー写真表現による最初の詩人でした"と語っています。

ハードカバー: 240ページ、サイズ 26 x 31.8 cm
150点の図版を収録。

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