James Moore:
Photographs 1962-2006

Damiani Editore, 2017

James Moore(ジェームス・ムーア)


ジェームス・ムーア(James Moore1936-2006)は、中国系アメリカ人のファッション写真家。伝説のアートディレクター・アレクセイ・ブロドヴィッチに学び、リチャード・アヴェドンのアシスタントを務めました。静物の写真撮影からファッション写真家のキャリアを開始。1960年に自身のスタジオを開設し、1962年に当時のハ―パース・バザー誌アートディレクターのマーヴィン・イスラエル(Marvin Israel)に初仕事となる"The Fair Foot"を依頼されます。その後、60年代を通して同誌の有名編集者カーメル・スノウとともに、空間を生かした映画的、シュールな構図を持つ写真で時代のヴィジュアル作りを担っていきます。
70年代になると、ムーアはファッションからTVコマーシャルに仕事の軸足を移します。80年~90年代には再び欧州のファッション雑誌の撮影を行っています。その後は、"School of Visual ArtsNew York""Rochester Institute of Technology"で教鞭をとっています。

本書は死後10年が経過して刊行された初写真集。編集に携わったのは息子のニコラス・ムーア。ムーアのファッション写真の全貌を紹介する資料的な役割を意識して制作されています。写真配列は厳密ではないもののほぼ年代順。一部には、当時の雑誌の複写が収録されていて、ファッション誌での写真の取り扱い方を知ることができます。彼が手掛けたファッション誌、ハ―パース・バザーの米国版、イタリア版、フランス版、VIVIなどの表紙も再現され収録。一部には貴重なプライベート作品も収録されています。

ハードカバー: 278ページ、サイズ25.7 x 3.6 x 32.8 cm
250点の図版を収録

アート性が再評価される写真家 “James Moore: Photographs 1962-2006”(blog)

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