Anne Collier: Women With Cameras (Self Portrait)

Karma, 2018

Anne Collier(アン・コーリアー)


アン・コーリアー(Anne Collier1970-)は、ニューヨークを拠点に活躍する米国人女性アーティスト。イメージが制作された本質を解き明かそうと、マスメディアや過去の作品の引用、複数画像の組み合わせなどで表現を行う7080年代に登場したシンディー・シャーマン、ローリー・シモンズなどの「Pictures Generation」のアーティストに影響を受けています。イメージがどのように提示され、流通して消費されたかをテーマに、写真や文化の本質を探究した多様な作品を発表しています。

本書は、1970年代から2000年代にかけて、無名の女性たちにより撮影されたセルフ・ポートレート写真をコレクションしたもの。すべてオリジナルの撮影者が破棄した、いわゆるファウンドフォト。それらのアナログ時代の遺品はコーリアーにより再発見され、新たなにアート作品として提示されたのです。オリジナル作品は、約80点の35mmのスライドショーとして提示されました。それらはデジタル時代の自撮り写真(セルフィー)出現以前の、女性アマチュア写真家が撮影したフィルムカメラによるスナップショットです。それらは現在のようにソ―シャル・メディアで流通するのではなく、プライベートな人たちの中でかつて存在していたものです。結果として彼女の一連の仕事からは、撮影者の孤独の深い感覚が伝わり、いつも論議を呼びこす写真と記憶、損失感、自己表現との関係性を示しています。
本作は、彼女の同様のプロジェクト"Women with Cameras (Anonymous)"(Karma2017年刊)の続編とも呼べるでしょう。

ペーパーバック: 168ページ、サイズ 26.7 x 2.5 x 26.7 cm
80点のファウンドフォトを収録。

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