The Last Resort: Photographs of New Brighton

Dewi Lewis Pub; 3版, 2013

Martin Parr(マーティン・パー)


マーティン・パー(1952-)は、英国を代表するドキュメンタリー写真家。世界的な写真家集団、マグナムのメンバーでもあります。最近はフォト・ブックで写真史を再評価する試みも行っており、写真集コレクター、研究家としても知られています。

本書は1986年刊の彼の3冊目の写真集の待望の改訂版です。80年代、パーは当時のサッチャー政権下の中流、労働者階級の文化の激変と大衆の不安をテーマに、中型カメラでカラー作品に取り組みます。 "The Last Resort"では、かつては栄華を誇ったリバプール近郊の海浜リゾートのニューブライトンの衰退した環境下で、大衆消費時代を迎えて休日の幻想を追いながら集まってくる大衆の光景を冷徹かつ客観的に撮影しています。発売当初は、カラーによる優れたドキュメント作品との評価がある一方で、労働者階級をのぞき的に撮影して悪趣味だという批判も強く、長らく論争が続きました。現在では、英国ドキュメンタリー写真の古典と認められ、オリジナル版写真集は貴重なコレクターズ・アイテムです。
改訂版では、表紙イメージは変更されていますが、収録写真や掲載順はオリジナルを踏襲。新たに、ジェリー・バジャーのテキストが追加されています。

ハードカバー: 88ページ、サイズ30 x 24.8 x 1.6 cm、
カラー約40図版を収録。

マーティン・パー プロフィール