William Klein : ABC

Tate Publishing, 2012

William Klein(ウィリアム・クライン)


ウィリアム・クライン(1928-)は、パーソナルな視点で巨大都市ニューヨークを撮影した写真集「"Life is Good & Good for You in New York」(1956年刊)で知られるパリ在住のアメリカ人写真家です。従来はタブーだったアレ・ブレ・ボケを駆使して撮影された上記写真集は現代写真に大きな影響を与えました。
またヴォーグ誌などの斬新なファッション写真家、映画"ポリー・マグーお前は誰?"などの監督としても知られています。

"William Klein : ABC"は、2012年秋にロンドン・テート・モダンで森山大道とともに行われる“William Klein + Daido Moriyama”展に際して刊行されたもの。 二人の人生は全く別ですが、森山はクラインの写真集"Life is Good & Good for You in New York"に多大な影響受けたことで知られています。同展は1960年代日本のプロヴォークの代表写真家森山と世界的に有名な写真家、映画製作者のクラインの関係と影響を考察するものです。

本書はクライン自身がデザイン、作品セレクションを行い、自らの長く変化に富んだキャリアを振り返っています。1950年代から現代までの、代表作品、ペイントされたコンタクトシート、雑誌カヴァー、未発表イメージなどが年代順に収録されています。力強いグラフィカルなデザインでいまでも新鮮に感じる50~60年代のフォトブックのカヴァーや見開きなど。また服自体を撮影しなかった革新的ファッション写真、映画ポスター、映画スティール。最後には2011年ロンドンでウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式の際に混み合う観衆の中から撮影された最新作が収められています。

ハードカバー: 192ページ、サイズ29.2 x 21 x 2.4 cm、
カラー・モノクロ図版を多数収録。

ウィリアム・クライン プロフィール