The Photobook: A History Volume III

Phaidon Press, 2014

Martin Parr(マーティン・パーほか著)


"The Photobook: A History"は、フォトブックがアート作品になり得ることを広く認知させることに貢献した人気のガイドブック・シリーズ。本書は、2004年のVol.1と2006年のVol.2に続き刊行された待望の第3巻です。今回も編集は写真家マーティン・パーと、批評家ジェリー・バジャーが担当。いまや二人はフォトブック分野の権威者として知られています。

本書では第2次世界大戦後から現在までの期間を対象に、前2巻で見落とされていたり、 2006年以降に刊行された写真集約200冊がセレクション。写真のパーソナルな表現手段としての自費出版本にも注目しています。
ライアン・マッギンレーの"The Kids are Alright"(Self-published,2000)、ポール・グラハムの"A Shimmer of Possibility"(SteidlMACK, 2007)、日本人写真家では、学生運動を撮影している北井一夫の"抵抗"(Self-published,1965)、木村荘八編の"銀座界隈/アルバム・銀座八丁"(東峰書房,1954)、藤原新也"アメリカンルーレット"(情報出版局,1990)などが含まれています。しかし収録されているのは、あくまでも編者の好みで選ばれているフォトブックです。 ファッション系や現代アート系は評価基準が違うのでほとんど含まれていません。ガイドブックは自分好みのものを探すための資料として利用すべきでしょう。

ハード・カバー、サイズ29.7 x 25.7 x 3.6 cm 、320ページ、
約900点のカラー図版を収録。

写真集は以下の9章で構成
1 Progress Reports- The Flourishing of Propaganda Photobooks
2 Documents of Anger and Sadness - Protest and the Photobooks
3 The Kids are Alright - Desire and the Postwar Photobook
4 Monuments to our Moment - Modern Life and the Photobook
5 From ther to Here - The Photobook and Place
6 Killing Fields - Conflict and the Photobook
7 Looking at Ourselves - The Photobook and Identity
8 Momenti Mori - The Photographic Book and Memory
9 Cannibalizing Photography - Representing and Re-Presenting the Medium

マーティン・パー プロフィール