Josef Koudelka:
Nationality Doubtful

Art Institute of Chicago, 2014

Josef Koudelka(ジョセフ・クーデルカ)


ジョセフ・クーデルカ(1938-)は、旅に生きるチェコスロバキア出身の写真家。60年代からエンジニアのかたわら劇場写真家としてキャリアを開始しています。1961~1967年にかけて主に東欧でジプシーを撮影。1968年には反ソ連デモが続くプラハへのソ連軍侵攻をドキュメント。1970年に英国に亡命し、エリオット・アーウィットの紹介で1971年よりマグナム・フォトのメンバーとなります。1975年にはニューヨーク近代美術館で個展を開催しています。
彼は広告や報道の仕事を行うよりも、自由に放浪する生き方を選択。世界各地の辺境で生きる運命を受け入れている人々の誕生、結婚、死など日常生活を粘り強く撮影しています。彼にとって、生き方そのものが作品コンセプトになっているのです。

本書はシカゴ美術館から始まる巡回展に際して刊行。米国では1988年以来の美術館での展示になります。「Invasion Prague 1968」、「Gypsies」、「Exiles」などの代表作および、近作、未発表作などを通して、彼の長い写真家キャリアを振り返っています。
最近になって同館は、1967年に最初に展示された「Gypsies」のヴィンテージ作品22点、 「Invasion Prague 1968」の撮影1週間後にプリントされた10点を収蔵品に加えたとのこと。展示ではそれらの貴重作品がフィーチャーされています。

ペーパーバック: 224ページ、サイズ: 30.7 x 23.9 x 1.8 cm、
約200点の図版を収録。

ジョセフ・クーデルカ プロフィール