Josef Koudelka: Exiles

Thames & Hudson Ltd; Revised版, 2014

Josef Koudelka(ジョセフ・クーデルカ)


ジョセフ・クーデルカ(1938-)は、旅に生きるチェコスロバキア出身の写真家。60年代からエンジニアのかたわら劇場写真家としてキャリアを開始しています。1961~1967年にかけて主に東欧でジプシーを撮影。1968年には反ソ連デモが続くプラハへのソ連軍侵攻をドキュメント。1970年に英国に亡命し、1971年よりマグナム・フォトのメンバーとなります。
被写体のジプシーのように、自由に放浪する生き方自体をテーマとしたクーデルカの作家性はアート界でも広く認められるようになりました。いまでは世界中の美術館で展覧会が開催されるとともに、作品がコレクションされています。2013年に東京国立近代美術館で個展、2014年には米国で回顧展が行われています。

本書は、クーデルカが祖国を脱出後に欧州や米国を放浪しながら撮影した代表作「Exiles」の待望の改定版。「Exiles」は流浪者や亡命者の意味です。彼は広告や報道の仕事を行うよりも、自由に放浪する生き方をえらび、世界各地の辺境で生きる運命を受け入れている人々の誕生、結婚、死などの日常生活を粘り強く撮影しています。特にスペイン、アイルランド、イタリア、ギリシャなどの同じ場所を何度も訪れています。本書のオリジナル版は、1988年にパリの国立写真センターとニューヨークのICP(国際写真センター)で行われた展覧会の際に刊行。(フランス語版、英国版、米国版が同時刊行)

新版では未発表作10点が追加収録されています。エッセーは、クーデルカの写真集や美術館展企画を手掛けているロベール・デルピエールが担当。

ハードカバー: 188ページ、 サイズ30.4 x 27.4 x 2.4 cm、
約75点のモノクロ図版を収録。

ジョセフ・クーデルカ プロフィール