Forms of Japan: Michael Kenna

Prestel, 2015

Michael Kenna(マイケル・ケンナ)


マイケル・ケンナ(1953-)は、静謐なモノクロームの風景写真で知られる英国人写真家です。彼の写真は、説明的でないのが大きな特徴です。撮影場所に流れる時間を意識し、見る人の考える余地を残しており、それらは松尾芭蕉、与謝野蕪村、小林一茶などの俳句と比べられることもあります。彼は旅を続けながら常に複数のテーマに関わっています。いままで30年以上に、英国をはじめ、イースター島、ベルサイユ庭園、モン・サン・ミッシェル、南米、北米、中国、日本など世界中で撮影された作品を発表しています。

本書には、日本の北海道、本州、九州、沖縄、四国で撮影された作品がセレクションされています。日本海に沿った岩場が続く海岸地帯、雪に覆われた広大な平地、霧の森林の先にそびえ立つ富士山、人がいない神性を感じられる静かな寺院、流れる雲と水から神秘的にそびえ立つ鳥居などのシーンが収められています。彼の静寂で心を揺さぶられる写真は、工業化で知られる日本の瞑想的に感じられる部分を提示。内容は非常にシンプルに、"Sea"、"Land"、"Trees"、"Spirit"、"Sky"の章で構成されています。
デザインは、イボンヌ・マイヤー-レーア(Yvonne Meyer-Lohr)が担当。

ハードカバー: 303ページ、サイズ 28.4 x 29.5 x 3.3 cm、
約240点のモノクロ図版を収録。

マイケル・ケンナ プロフィール