ウィンストン・リンク

LINK, Winston O. (1914-2001)

ウインストン・リンク(Ogle Winston Link, 通称 O.Winston Link)は1914年ブルックリン生まれです。写真の撮影は10代のころからはじめていますが、 すぐに写真家の道を歩んではいません。 大学卒業後、広報活動の会社勤務を経験、第2次世界大戦時はコロンビア大学の研究所で潜水艦探知装置の開発を行なっています。戦争後、1945年から フリーの工業カメラマンのキャリアを開始し、1980年代にスタジオを閉めるまで活動を続けています。

1955年から1960年まで、ノーフォーク&ウェスタン鉄道を説得して、アメリカシーンから消えゆく蒸気機関車の撮影プロジェクトに取り組みます。 撮影は主に夜間に膨大なストロボを利用して4 X 5インチ・ビューカメラで行ないました。 撮影枚数はプロジェクト終了までに2400枚にもおよびます。 沿線に住む人々の日常生活と蒸気機関車が 同居するアメリカ郊外のシーンを捕らえたイメージからは 当時のファッションや雰囲気が伝わってきます。

1976年にニューヨーク近代美術館の有名な写真部ディレクターであるジョン・シャーカフスキーが彼の写真を購入し俄然アート作品としても注目されるようになります。1982年に雑誌で特集された後は古き良きアメリカへのノスタルジーから多くの人の関心が集まり、写真展が開催され、写真集も出版されるようになります。

現在、彼のオリジナルプリントは全米のギャラリーで販売され、オークションでも頻繁に取引されています。彼は2回の結婚、離婚を経験しています。1996年には2番目の元奥さんが 作品を大量に盗んで販売したことで裁判沙汰になり話題になりました。
2001年1月30日に米国ニューヨークのサウスサレムで86歳で亡くなりました。


Steam, Steel, and Stars:
America's Last Steam Railroad



The Last Steam Railroad in America