ジョン・ローリングス

RAWLINGS, John (1911-1970)

ジョン・ローリングスは1911年米国オハイオ生まれ、最初はウィンドウ・ディスプレイなど写真以外の仕事を行なっていましたが、やがて小型カメラで 写真をはじめます。そのイメージがコンデ・ナスト氏の目にとまり、1936年コンデ・ナスト出版のスタッフとなり、ヴォーグ・イギリス版の創刊などに携わっています。1945年にニューヨークに 自然光スタジオを開設。自然光を多用したクリーンで鮮やかなカラー写真は非常にアメリカ的なエレガンスを持っていました。その後1960年までヴォーグ誌アメリカ版やグラマー誌 で200以上のカバー写真や広告写真を行なっています。同時期にハーパース・バザー誌で活躍したルイズ・ダール=ウォルフのイメージによく対比されます。

彼はペン、ホルスト、ヒューネ、プラット・ラインスなどと同様にヴォーグ誌のトップカメラマンでした。しかし、ファッション写真がアートとして評価を 受ける以前の1970年に58歳の若さで亡くなったことから長い間正当な評価を受けていませんでした。

彼の死後、25,000のネガ、ヴィンテージ・プリント、撮影記録など、約30年にも及ぶ仕事の全記録はニューヨークのファッション工科大学に 寄贈され忘れ去られていましたが、それを美術史家のコール・ヨハナン氏が整理し2001年になって1冊の写真集"30 Years in Vogue"としてまとめられました。


John Rawlings:30 Years in Vogue