チャールズ・シーラー

SHEELER, Charles (1883-1965)

チャールス・シーラーはフィラデルフィア出身。都市や工場などのグラフィカルな形状の完璧な表現を追求した画家、写真家として有名です。
彼はペンシルバニア・ファインアート・アカデミーなどで学んだ後、最初は画家として頭角を現します。しかし、1912年から経済的に自立しようと写真に取り組みはじめています。工業写真家として建築会社の為に新築の住宅やビルを撮影して生計を立てるとともに、1910年~1919年にかけては、彼が魅了されていた土着のシェーカー美術、建築などの細部を探求するために写真撮影を行なっています。絵画同様にフォルムや構図の表現を追求し、この時期の作品は極端に正確さが強調され、抽象派アートにまで高められていると評価されています。

1919年に彼はニューヨークへ移り住み、アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、ポール・ストランドやその他の画家、写真家と知り合います。
1920年代にはニューヨークの摩天楼を頻繁に撮影しています。多重露光やカメラを傾けたりして、ユニークな遠近画法の作品を制作しています。この時期は、ヴォーグ誌の仕事や、フォード自動車工場依頼の撮影を行なっています。 1921年にはポール・ストランドとともに6分間の実験的映画"マンハッタン"を制作しています。

1930年代には画家としての成功したことから、商業写真への取り組みを辞めています。写真をスケッチ代わりに使用した、写真のクオリティーを持つ絵画制作に専念しています。
その後も写真は続けますが、自己表現としての作品を強調することなく、ダウンタウン・ギャラリーで1931年行なわれた個展が彼の最後の写真展です。


The Photography of Charles Sheeler:
American Modernist