■Artist's Story■
ジャック=アンリ・ラルティーグ |
LARTIGUE, Jacques-Henri
1894-1986 |
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ラルティーグの興味はベルエポック時代の裕福な家族や友人達がゲームやレジャーを楽しむ喜びの表情を捉えることでした。
同時に若い彼はスピードと動きに魅了され、自動車レース、飛行機、グライダー、スポーツイベント、
ジャンプする人などを盛んに撮影しています。またアール・ヌーボー最盛期の流行ファッションをスナップショットしたイメージなどは
ファッション写真としてみても一級品の作品です。 今でこそ写真家として有名なラルティーグですが、写真はあくまでも趣味でした。彼は写真のどんな流派や芸術運動にも
影響されずに、生涯自分の好きなイメージを直感で撮り続けました。 1960年代の中頃まで、彼は写真家として全く無名でした。1963年にニューヨーク近代美術館 で初個展が開かれ、ライフ誌に特集が組まれてから脚光を浴びるようになります。 ベルエポック時代のノスタルジーを伝える自由な表現がアメリカで高く評価されました。 その後、1966年に“家族のアルバム”が世界出版され知名度が上がり、1970年にリチャード・アベドンが 写真集“世紀の日記(Diary of a century)”を 編集して世界的に有名になりました。 1975年にパリ国立装飾美術館でフランス初の回顧展が開催、1979年には全生涯の写真をフランス政府に寄贈しています。
1986年に92歳で亡くなるまでになんと16万枚以上の写真が 撮影され、14,317ページにも及ぶ写真アルバムが制作されたといわれています。
現在はフランス人写真家としてあのカルチェ=ブレッソンと並ぶ名声を得ています。まさに偉大なるアマチュアカメラマンです。 |