■Artist's Story■
ホルスト |
HORST P. Horst
1906-1999 |
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彼がル・コルビュジエに出した手紙がきっかけで、思いがけずパリのル・コルビジュ・スタジオで見習い学生として働く機会が訪れ、1930年にパリへ移り住みます。ル・コルビジュのスタジオでの経験は若い彼の理想の考えとは違い、短期間で辞めてしまいます。
1932年に行なった最初の写真展が
ヴォーグ誌のオーナーであるコンデ・ナスト氏の目に留まりニューヨークに呼ばれます。しかし最初の訪問は彼の写真が未完成で英語力も不足していたので満足のいくものではありませんでした。
建築とデザインにバックグラウンドがあるホルストは状況が完璧にコントロールできる室内のスタジオ撮影を好みました。彼は撮影前に自分の写真の完成イメージを綿密に計算していました。特にセットにこだわり、自分自身がデザインすることもあったそうです。そしてイメージ通りの
写真を作り上げりことができたのです。 ヒューネが1935年にハーパース・バザーに移籍するとホルストがヴォーグ誌のチーフ・フォトグラファーに昇進します。ニューヨークでのホルストの評価も高まりこの時期から第2次大戦の勃発まで、彼はパリとニューヨークを往復して仕事を行ないます。この時期がホルストの最もクリエイティブな時期と評価されています。 1939年にホルストとヒューネは戦火を避けパリから米国へ移住します。彼の代表作のマンボシェ・デザインのコルセットのイメージ(上の写真右側)はパリ時代の最後の年にヴォーグ誌用にに撮影されたものです。 1960年代になると35ミリカメラによる動きのあるイメージが求められ彼の活躍もピークを迎えます。 この時期にヴォーグ誌のダイアナ・ブリーランドの提案で、欧米の有名人の家と庭の撮影を通して
彼らのライフスタイルを紹介する仕事を始めています。ブリーランドが編集長を辞めた後は主に"House & Garden"誌で活躍します。 1980年代に入りファッション写真がアートとして再評価されます。ホルストの写真もこの流れにのって オリジナルプリントとしてギャラリーやオークションで取り扱われるようになります。ヒューネのオリジナルプリントもホルストが管理して彼がサインをいれて販売されていました。 多くの有名人がホルストのプリントを集めていることも有名です。カール・ラガーフェルド、カルバン・クライン、 ジェフリー・ビーン、エルトン・ジョン、キャサリン・ターナーが彼のコレクターとして知られています。
現代の一流写真家であるブルース・ウェバー、ハーブ・リッツ、デュアン・マイケルズもホルストの
コレクターです。 彼のイメージは今後も時代を越えて多くの人に愛されていくでしょう。 |