■Artist's Story■
リー・フリードランダー |
FRIEDLANDER, Lee
1934- |
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当初の主要テーマはニューオリンズのジャズ・ミュージシャンのポートレート でした。1960年代からは都市と人間の何気ない光景にまなざしを向ける、 社会的風景をテーマにするアーティストとして活躍するようになります。ロバート・ フランク後の米国ドキュメンタリー写真新世代の中心人物です。 1963年にイーストマン・ハウスで初個展を開催、1966年イーストマン・ハウスで開催された 『コンテンポラリー・フォトグラファーズ』展に11点が選出されています。 1967年にニュヨーク近代美術館で開催されたジョン・シャーカフスキー企画の 『ニュー・ドキュメンツ』展にはゲイリー・ウィノグランド、ダイアン・アーバスとともに選出されています。 何気ない日常風景の中で特に鏡、ショーウィンドー、窓ガラスに写し出されたイメージを好んでスナップショット的に撮影しています。 これらの作品を通して、アメリカ文化の現実を表現するとともに、写真を見る行為は現実ではなく、 写真家が解釈したパーソナルな世界を見ることだと主張しています。彼の手にかかると、ありふれたアメリカの日常風景が 写真の2次元の洗練された美しい世界に再構築されます。 日常をパーソナルな視点からとらえた作品は その後の現代写真の展開に大きな影響を与えています。"アメリカの社会的風景"への視点を中心テーマに、 セルフ・ポートレート、ポートレート、風景、静物、ヌードなど多彩なテーマに取り組んでいる多作な作家です。 自身の内面も表現の対象とし、1960年代以来自画像を撮影した 『セルフ・ポートレート』シリーズは代表作品のひとつです。
写真集では『セルフポートレート(1970)』、米国各地の記念碑、記念建造物を撮影した 『アメリカン・モニュメント(1976)』、『フォトグラフス(1978)』などが有名です。 またフリードランダーはE.J.ベロックの1910年代ニューオリンズの赤線地帯で撮影された
女性ポートレートのガラス乾版作品を発見したことでも知られています。彼の発見によりベロックは今では20世紀初頭の重要作家と
評価されています。 |