2024-7-2

  

Mapplethorpe Flora: The Complete Flowers

Robert Mapplethorpe(ロバート・メイプルソープ)

Phaidon Press, 2024

ロバート・メイプルソープ(1946-1989)は、画期的で挑発的な作品で知られる20世紀を代表するアーティストの一人です。
1960年代にブルックリンで絵画、ドローイング、彫刻を学び、1970年にポラロイドカメラを手に入れてから写真を撮り始めます。彼はキャリアを通して、ヌード、ポートレート、静物、黒人男性、ニューヨークのゲイシーンなど、数々のモチーフに取り組んできました。その中で、花のポートレートは、派手さはないもののコレクター人気が高く、アート市場でも確固たる地位を築いてきました。
彼は、70年代から1989年に亡くなるまで、ポラロイド、フォトグラヴュールから染料転写のカラー作品まで、さまざまな写真プロセスを駆使して、入念に探究された構図の中で、バラ、ラン、スナップドラゴン、ヒナギク、チューリップなどのさまざまな種類の花を撮影。古典的で、見慣れた、ありきたりだった被写体の捉え方を永遠に変えてしまいます。メイプルソープの視線の下で、花はその芳醇さと無垢な象徴性を失い、突然、不純な、時には退廃的な、雄弁さを見せるのです。

本書は洗練された新装版で再登場した、メイプルソープの花(Flora)の写真集の決定版です。メイプルソープの親友、アートディレクターのディミトリ・ルヴァスの序文と、 ハーバート・ミュシャンの紹介文が添えられたエレガントな豪華本です。花の全写真を網羅した完全版は、過去に、「Mapplethorpe: The Complete Flowers」(Te Neues Pub Group、2006年刊) 、「Mapplethorpe Flora: The Complete Flowers」(Phaidon、2016年刊) などが刊行されています。いずれも人気が高く、すでに完売して高価なレアフォトブックになっています。

ハードカバー : 368ページ、サイズ 30.23 x 3.49 x 31.88 cm、約200点の図版を収録。



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