2023-2-16
Schilt Pub, 2012
Cig Harvey(シグ・ハーヴェイ)
シグ・ハーヴェイ(1973ー)は英国ロンドン出身の写真家。現在ボストンおよびメインの海岸に在住しています。彼女は13歳の時から、物語を紡ぐために写真表現を利用します。演出された作品は時に彼女の人生や経験が反映されており、本人自身が登場することもあります。またヴィンテージドレスが好きで撮影時に使用したりします。彼女は、"私は、はかなさの瞬間にひかれます。私の写真は混沌から調和を引き出し、苦痛から美を引き出す試みなのです。" と語っています。
本書はヴィジュアルと言葉による彼女の自叙伝的写真集です。明るいカラー、独創的でやや風変りな構図、背後から撮影されたり被写体の素顔がわかり難いイメージなどが特徴。それらは見る側のイマジネーションを刺激します。
彼女は教育者としても知られ、レスリー大学附属ボストン美術研究所や各種ワークショップで写真を教えています。作品は、ヒューストン美術館、ジョージ・イーストマン・ハウスの国際写真美術館などに収蔵。2012年春にはオスロのステネルセン博物館で個展を開催しています。
ハードカバー: 144ページ、 サイズ23 x 22.8 x 2 cm、カラー約74作品が収録されています。