2024-5-30
有田 泰而 (ありた たいじ、1941-2011)は、福岡県生まれの写真家、画家です。1967年に独立し、ファッションやコマーシャルの写真を多数手がけました。1973年~1974年『カメラ毎日』誌で当時の妻ジェシカと第一子コーエンを撮影した一連の作品、「First Born」を発表。1980年頃から撮影のかたわら油彩画を始めました。
本展では、代表作「First Born」シリーズを中心に家族写真約20点が展示されます。有田に師事した写真家上田義彦が焼き付けし、写真集『First Born』(2012)に入稿されたオリジナルプリントのほか、有田が生前に構想を記し、上田がこの写真集制作の参考にした貴重なノートも展示される予定です。