2024-10-23
ソール・ライター(1923-2013)はピッツバーク出身。画家を目指してニューヨークに移り住みましたが、表現主義の画家リチャード・プセット・ダートとの出会いをきっかけに写真に取り組むようになりました。50年代にはファッション・フォトグラファーとして第一線で活躍しましたが、1981年58歳でスタジオを閉め商業写真から引退します。その25年後の2006年、ドイツのシュタイデル社から作品集"Saul Leiter: Early Color"が刊行され、以降世界各地で展覧会の開催や作品集の出版が相次ぐなど再び脚光を浴びることになりました。
日本では、2017年にBunkamuraザ・ミュージアムで展覧会が開催され、それまで日本ではほぼ無名だった写真家の名前を一気に知らしめ、大きな反響を呼び起こしました。
本展では、没後に発掘されたポジからソール・ライター財団監修のもとで新たにプリントされた作品44点が日本で初展示されます。