2024-12-14
アリゾナ州のフェニックス美術館(Phoenix Art Museum)で開催中の、20世紀で最も影響力のある写真家の一人であるリチャード・アヴェドン(1923-2004)の展覧会「Richard Avedon : Among Creatives」です。
キュレーションは、20世紀写真を専門とする美術史家、エミリア・ミッケヴィシウスが担当。同展ではセンター・フォー・クリエイティブ・フォトグラフィー(CCP)のコレクションから50点以上の作品が紹介されます。
アヴェドンはファッション写真で注目されますが、そのキャリアの幅が広がるにつれ、アート、音楽、文学、映画、デザインなど、クリエイティブな分野で活躍する仲間や、当時最も影響力のあった多くの人物にレンズを向けるようになります。
本展では、初期『ハーパーズ バザー』誌のためのファッション写真だけでなく、個性的なポートレート写真にもスポットを当てています。彼のポートレートへのアプローチを精査するだけでなく、モンローのような問題を抱えたセレブリティを撮影したアヴェドンの写真作品が、彼らの名声、死、そして自身の芸術に対する要求との生涯の闘いをどのように反映したものであったかを探求しています。モンローの他にも、ジョン・フォード、アレン・ギンズバーグ、マレーネ・ディートリッヒ、ポール・マッカートニー、ウォーホル、そしてヴェルーシュカ、ドヴィマ、ペネロペ・ツリーといった有名ファッションモデルの写真も展示されています。
会期は、25年5月25日まで。