2025-4-15
石元泰博(1921-2012)は、アメリカサンフランシスコ生まれ。3歳の時に両親の郷里である高知県に戻り、1939年に高知県立農業高校を卒業。同年単身渡米しますが、太平洋戦争がはじまると収容所生活を経験しました。その後1952年にシカゴのインスティチュート・オブ・デザイン(後のイリノイ工科大学)写真学科を卒業し、1969年に日本国籍を取得しました。「シカゴ」や「東京」の都市を撮影したシリーズや「桂離宮」などで知られる日本を代表する写真家の一人です。
高知県立美術館は、高知にゆかりがあることから石元の作品を多数所蔵し、石元泰博フォトセンターを設けて常時コレクション展を開催しています。
本展では1980年代後半から90年代にかけて撮影された落ち葉と空き缶の作品群からの写真が2期に分けて展示されます。