2025-6-18
深瀬 昌久(1934-2012)は北海道生まれ、日本大学芸術学部写真学科卒業です。1968年に写真家として独立しました。1974年にニューヨーク近代美術館で開催された日本写真の展覧会「New Japanese Photography」へ参加。その後世界中で作品を展示しています。没後の2014年、深瀬昌久アーカイブス設立。2025年現在までに世界8都市で回顧展が開催され、13冊の写真集が新たに刊行されました。代表作に〈遊戯〉〈洋子〉〈烏(鴉)〉〈家族〉〈サスケ〉など。
中でも1963年に出会い、翌年に結婚した妻・洋子を10年余にわたって撮り続けた一連の写真群は、写真家・深瀬昌久を語る上で欠かすことができません。
本展では深瀬昌久アーカイブスの協力を得て、二人が出会った1963年に東京・芝浦のと場を舞台に深瀬お手製の黒マントをまとった洋子をとらえた作品群から、没後初発表となるヴィンテージプリント33点が展示されます。