2025-6-28
ルイジ・ギッリ(1943-1992)はわずか49歳で心臓発作で亡くなったイタリアの著名なアーティストです。
1970年代から本格的に写真家として活動をはじめました。短いキャリアを通して、多くの驚異的なプロジェクトを追求。 当時の欧州における比類なき写真作品と多数の著作を残しており、それらは写真史に大きな影響を与えています。
本展では、1970年代から晩年にかけてギッリが撮影したイタリアや旅先の風景、アーティストのスタジオ、自宅の室内、美術品、看板やポスター、窓や鏡に映る風景など、多様な視覚的断片によって構成された風景表現が紹介されます。また、ギッリの活動を語るうえで欠かせない存在であり、自身もグラフィック・デザイナーとして活動した妻パオラ・ギッリ(1954~2011)の作品や資料も展示されます。