2023-5-15
丸山 晋一は1968年長野生まれ、千葉大学画像工学科卒業。1993年以降フリーの写真家として広告写真を中心に仕事を行うとともに作品制作にも取り組んできました。2003年にニューヨークへ移住。2009年にニューヨークの
ブルース・シルべスタイン・ギャラリーの個展で展示された「空書-Kusho-」
が高い評価を得て話題となりました。2019年からはニュージーランドに
在住して創作を行っています。
本展は、7月27日からアンフォルメル中川村美術館で開催される「アンフォルメル中川村美術館 開館30年記念展」(会期 7月27日~8月21日)、
および12月3日から信州高遠美術館で行われる「シンビズム5 信州ミュージアム・ネットワークが選んだ作家たち」展
(会期 12月3日~2024年1月14日)に、丸山の作品が選出された事を記念して開催する写真展です。
丸山の約15年のキャリアを振り返り、代表作ともなった「空書-Kusho-」シリーズの主要作を起点に、
日本の禅寺の庭をモチーフに制作された「Gardens」(2011年)、
水の空中でのフォルムの変化を彫刻に見立てた「Water Sculpture」(2011年)、
ビールを通して日本の消費社会の際限ない商品差別化を可視化した
「Japanese Beer」(2014年)、女性ダンサーの魅力的な一連の動きを抽象化した
「Pole Dance / Nude」(2017年)、虹の見える原理を利用し肉眼で見えない美を
探求する「Light Sculpture」(2016年~)などからデジタル・アーカイバル作品約45点を展示いたします。