2023-5-15
2016年に創設者の石原悦郎氏が亡くなった後、ZEIT-FOTO SALONは国立市の旧石原邸を事務所とし、「石原コレクション」の管理・運営・販売を中心に運営を行っています。また、不定期でゆかりのある写真家の作品を紹介する写真展を開催しています。
北井一夫 (きたい かずお)は1944年中国鞍山生まれ。1972年、写真集『三里塚』(のら社)にて日本写真協会新人賞、1976年、『アサヒカメラ』誌に連載したシリーズ「村へ」にて第1回木村伊兵衛写真賞を受賞。戦後日本を代表する写真家です。
本展では、北井が1979年から1980年にかけて二度、合わせて4ヶ月間のドイツ撮影紀行で撮影された作品から約60点が展示されます。「ドイツ表現派紀行」は、北井一夫が「村へ」の次に何をすれば良いか、ZEIT-FOTO SALONの創業者石原悦郎に相談を持ちかけたことにはじまりました。また、今回40年の時を経て北井一夫写真集『ドイツ表現派紀行』が刊行されました。