2023-6-30
今森光彦は、1954年滋賀県大津市生まれ、第20回木村伊兵衛写真賞を受賞。熱帯雨林から砂漠まで、その自然に生きる生物とそれらを取り巻く環境を撮影してきました。
本展は、今森光彦が長年にわたり撮り続けてきた滋賀の里山を、水の循環に着目して紹介する写真展です。今森は、里山における水の循環を、生命の循環とともに写しとってきました。水は奥山から人々の住処を流れ、琵琶湖へと戻り、大気を通して再び大地へと還ってゆきます。本展では、里山に宿る多様な生態系と、その土壌となっている豊かな環境、私たちが忘れてしまった原風景等、水の匂いを感じさせる作品が以下の構成で展示されます。
〇展示構成
第1章 はじまりの場所
第2章 萌木の国
第3章 光の田園
第4章 湖辺の暮らし
第5章 くゆるヨシ原
第6章 還るところ