2023-10-12
鋤田正義(1938-)と米国人写真家スティーブ・シャピロ(1934-2022)による二人展“です。シャピロ作品は日本での初展示となります。
鋤田とシャピロは、活動した拠点は異なるものの、ほぼ同時代に活躍した写真家です。二人のキャリアはとても似通っており、ともに社会問題のスナップから写真家としての活動を開始し、その範囲は、ドキュメンタリー、ポートレート、映画のスチールにわたります。また二人は70年代にデヴィッド・ボウイと数々のコラボレーションを行っています。
本展では、鋤田正義によるデヴィッド・ボウイ等のポートレイト作品をはじめ、ライフワークとして取り組んでいるドキュメンタリー作品などを代表作とともに展示します。また2023年に亡くなった、鋤田と生前に親交があったミュージシャンの鮎川誠、高橋幸宏、坂本龍一を追悼するコーナーを設けて作品展示を行います。
日本初公開となるスティーブ・シャピロ作品は、70年代の代表的なデヴィッド・ボウイ作品を中心に紹介いたします。その他、アンディ・ウォーホル、ルネ・マグリッド、モハメド・アリ、マーロン・ブランドなどのポートレート、写真集「AMERICAN EDGE」や「Seventy Thirty」に収録されている激動するアメリカの珠玉のドキュメント作品を展示します。コンパクトに彼のキャリアを垣間見ることができる作品セレクションです。
本展は二人の写真家による約50作品を2回に分けて展示する予定です。年内開催のパート1では、主にボウイのカラー作品を中心に展示。2024年開催 のパート2では 作品を入れ替えて、二人の原点となるドキュメンタリー系作品、ボウイ等のポートレートのモノクロ作品が展示されます。