Cindy Sherman: A Play of Selves

Hatje Cantz Verlag Gmbh & Co Kg, 2007

Cincy Sherman(シンディ・シャーマン)


映画、雑誌などのポップカルチャーのキャラクターに自らが扮して制作されるセルフ・ポートレート写真で知られるシンディ・シャーマン(1954-)。1987年にはホイットニー美術館で回顧展を行うなど現代を代表するアーティストとして高い評価を得ています。1995年にはニューヨーク近代美術館が"Untitled Film Stills"シリーズを一括購入しており、近年作品価格が高騰していることでも知られています。

本書の"A Play of Selves"は代表シリーズ"Untitled Film Stills"に取り組んでいた1975年頃に、その初期バージョンとして制作されたものです。頭の中で湧き上がる様々な自分像と葛藤し、最終的に自信喪失を克服する若い女性を描いたヴィジュアル・ストーリーです。16の違った役を演じている71の写真イメージの集合体は、ステージド・フォトでの最初の探求作といえます。はじめに数多くの衣装を着て役を演じわけ、さらに様々なポーズをした何百ものセルフ・ポートレートが撮影されました。個別イメージはモノクロのオリジナルプリントを作家本人が切り取り、手書きの台本に従って4つの芝居にまとめ上げたものです。2006年のニューヨーク、メトロ・ピクチャーズでの個展開催を期に初めて写真集化されています。

全128ページ、17.5X23.6cm、モノクロ約80点を収録。

シンディ・シャーマン プロフィール