Cindy Sherman

Museum of Modern Art, 2012

Cincy Sherman(シンディ・シャーマン)


シンディー・シャーマン(1954-)は現代アートの世界で最も有名で影響力のあるアーティストです。1995年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)が彼女の初期作品、"Untitled Film Stills"のモノクロ作品69点を約100万ドルで購入し話題になりました。2011年、クリスティーズのオークションで"Untitled #96"が当時の写真最高価格の389万ドルで落札されています。
彼女は長年に渡り、映画、テレビ、雑誌、インターネット、美術史のイメージからの引用を通し、現代人のアイデンティティーと表現の本質を、雄弁かつ挑発的に探求。自らをモデルにして様々な外見の人物を演じ、セルフポートレートを撮影してきました。その姿は、ときに面白く、不快で、心をかき乱されることがあります。写真作品制作に際して、彼女は写真家、モデル、ヘア・メイクアーティスト、スタイリスト、衣裳係をすべて一人でこなしています。

本書は、2012年2月から6月にかけてMoMAで 開催された約15年ぶりの大規模な回顧展に際して刊行されたもの。1970年代中盤から現在に至るまでの約35年のキャリアを約180作品で網羅。"Untitled Film Stills" (1977-80)、"Centerfolds" (1981)、"History portraits" (1989-90)、"Head shots" (2000-2002)などの代表シリーズが収録されています。今回の展示のために制作された新作や未発表作も一部含まれます。
エッセーはキュレーターのEva Respiniが担当。彼女のキャリアを振り返るとともに、歴史的分析、制作手法の議論を行っています。また映画監督ジョン・ウォーターズとシャーマンとの対話からは創造過程のヒントが読み取れます。

ハードカバー: 264ページ、 31.2 x 24.8 x 3 cm、
約180点の図版を収録。

シンディ・シャーマン プロフィール