2023-2-16

  

ルイジ・ギリ

GHIRRI, Luigi(1943-1992)

ルイジ・ギリ(1943-1992)はわずか49歳で心臓発作で亡くなったイタリアの著名なアーティストです。
1970年頃からカラーのスナップ的作品を制作開始、1978年に初の写真集『コダクローム』を発表。1970年代から1980年代の短いキャリアを通して、多くの驚異的なプロジェクトを追求しています。 当時の欧州における比類なき写真作品と多数の著作を残しており、それらは写真史に大きな影響を与えています。 それらは自由でとりとめがなく、また彼が生きた地域性が失われ大衆文化が台頭する時代への興味と危惧が特徴でした。
若くして亡くなったことから母国イタリア以外ではほとんど知られていませんでしたが、米国でニューカラーやニュー・トポグラフィクスが登場する以前から、同様の感覚を持つ写真を撮影していました。
全ての分野の創作に興味を持ち、静物画で知られる画家ジョルジョ・ モランディや建築家アルド・ロッシとも共同に仕事を行っています。いまでは彼のカラー作品は世界中で知られるようになり、作家性が高く評価されています。