ファインアート写真セミナー
2023年秋に少人数制で再開!

ブリッツは長年にわたりセミナー業務として、ファインアート写真に関するレクチャーやワークショップなどのイベントを行ってきました。しかし新型コロナウィルス蔓延の影響で、写真作品を中心に多くの人が集り、濃厚接触となる可能性が高いイベント開催を約2年以上にわたり自粛してきました。

今年5月に新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置付けが「5類感染症」に移行され、いま世の中は平時に戻ってきました。ブリッツ・ギャラリー店頭でも感染予防に気を付けつつもアクリルボードをなくして接客を行うようになりました。そしてこのたび、セミナー業務も再開を決定いたしました。
この約2年間は無駄に過ごしたわけではありません。ギャラリーの完全予約制の導入にともない時間ができたので、過去のセミナーのレジメをベースに内容を加筆して「ファインアート写真の見方」(玄光社2021年刊)を上梓することができました。実は出版に際して本の内容を解説するレクチャーなどを実施したかったのですが、新型コロナウィルスの感染予防のためにオンラインのみでの開催となり、対面では実現できませんでした。実は同書の内容はやや難解なので、前提となった考えなどの詳しい解説が必要だとずっと感じていました。実際、ギャラリーの店頭でも本の内容について多くの専門的な質問を受けました。

従いましてセミナーは、まず同書に関連した内容のレクチャーを9月に少人数向けに行うことにしました。基本は、「ファインアート写真の見方」をすでに読んだ人が対象となります。もちろん、未読の人も大歓迎で参加可能です。同書はギャラリー店頭やアマゾンで販売しています。

レクチャーでは、本ではあえて書かなかったやや専門的な文化的背景などについても触れたいと思います。また最近にこのブログで展開している「定型ファインアート写真への取り組み方」についても解説します。これも内容が複雑なので、よく質問を受けます。このアイデアは実は上記の本で明らかになった日本の写真市場の現状を踏まえて、どのような可能性があるかを考えて展開したものなのです。ぜひ多くの人と意見を交換したいと考えています。

またレクチャー参加者のうち希望者には、後日にポートフォリオ・レビューを行います。アーティストを目指す人には、本の中で明らかにした欧米のファインアート写真市場の価値基準から行うだけではなく、趣味としての写真を極めたい人には日本独自のアプローチの可能性を提案するつもりです。

その他、ファインアート写真コレクションに興味を持つ人向けにコレクター講座も開催を計画しています。

写真を通して自己表現に興味ある人、写真で自分らしさを見つけたい人、またファインアート写真コレクションに興味ある人はぜひ参加してください。

日程などの詳細はこちらに掲載しております。